活性酸素の攻撃を防ぐ
コエンザイムQ10の効能効果のなかでも代表的なのが活性酸素の攻撃を防ぐことである。
活性酸素とはエネルギー状態が高まった酸素のことで、活性酸素が増えすぎると、細胞を酸化させ、いわゆる体にサビができた状態にしてしまう。

活性酸素の攻撃により細胞の酸化が進むとどのような影響が起こるか説明しよう。
人の体には約60兆個の細胞があり、それぞれの細胞に細胞膜が存在している。
細胞膜は活性酸素の攻撃を受けやすく、細胞膜を構成している不飽和脂肪酸がダメージを受け過酸化脂質に変化する。そして、壊れた細胞膜の中にある細胞核(DNA)も活性酸素の攻撃を受け、さまざまな病気や老化の原因を発生させることにつながると考えられている。
細胞膜には、そもそも必要な栄養素を取り入れ、細菌や病原体ウイルスから身を守ろうとする重要な働きがあるので、細胞膜が酸化されることは、健康を維持する上で大きなマイナス要因となってしまう。
その結果、疲れやすくなったり、動脈硬化や心筋梗塞・脳梗塞の原因になるほか、老化が促進したりする。特に、インスリンが作られる脾臓は活性酸素に弱いので活性酸素の増加は糖尿病の危険性をも増してしまう。
活性酸素に負けない健康体になるには、抗酸化物質の摂取が必須であり、同時に活性酸素を発生させない生活習慣や食生活を心がけることも重要になってくる。
コエンザイムQ10のもっとも優れた特徴として抗酸化作用が知られているが、体内の細胞膜を過酸化状態から守り、細胞膜の組織を安定させるパワーも持っていると考えられている。
特に、もともとコエンザイムQ10を多く含んでいる心臓・肝臓・腎臓に対しては、加齢などによって減少した分をきちんと補給すれば、疾病予防や健康維持に大きな効果があるとかんがえられている。


