加齢とともに減っていく
コエンザイムQ10は、食物からの摂取とともに、体内でも生成できる物質ですが、
体内での生成量は齢を取るとともに急速に減少していきます。
コエンザイムQ10の生成量のピークは20歳代です。このときの生成量を100%として、
体の場所別、年齢別のコエンザイムQ10の生成量を比較すると、
めだって減少しているのは、一時も休まず血液を体全体に供給している心臓です。
40代で30%、80代で35%以上のコエンザイムQ10が失われています。
腎臓では40代で25%、80代で35%以上のコエンザイムQ10が失われます。
肝臓では40代で5%、80代で15%の減少と小幅ですが、肝臓は食事由来のコエンザイムQ10がもっとも入りやすい臓器であるため、減少が小幅に抑えられていると考えられています。
肺では、80代で約50%、皮膚の表皮では80代で65%以上失われるというデータもあります。
コエンザイムQ10が半減すればその細胞のエネルギー生産能力が確実に低下するので、それだけ器官の働きも衰えるということになります。
人間の体の中で重要な働きをしている物質で年齢と共にこれだけ減少する物質は今のところ他に知られていません。
よって、コエンザイムQ10は老化のカギを握っている物質であると考えられ、この減少を食い止めることができれば、ある程度老化も防げるのではないかと考えられています。